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平成17年7月1日

日銀短観(近畿地区)に関するコメント
大阪商工会議所 会頭  野 村 明 雄


近畿の足もとの景況感は、総じて全国を上回る水準にあり、底力を感じさせる。景気が踊り場を脱する局面を迎えつつあることを裏付けたものと考える。
   
一方、大企業に比べ、中小企業の景況感はまだまだ弱く、加えて、中小企業の設備投資意欲が消極姿勢となっている点は気懸かりだ。
   
アメリカの相次ぐ利上げや原油高騰によるマイナス影響など、先行きについては、依然として楽観はできない。今後、設備投資や個人消費等の内需が盛り上がり、景気回復が確固たるものとなるまで、政府・日銀には、拙速な増税路線や金融引き締めに転じることのなきよう留意いただきたい。
以上

2005.7.4更新
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